生ける伝説 －キルアー
「はい・・・なるほど・・・。
今日は生ける伝説とまで呼ばれている伝説の職人、
キルアさんに取材をしにいくと・・・。
はい・・・わかりました！絶対に良いネタ持って帰りますので！」
ー今までで一番の大仕事に緊張していた僕は、
もう一度キルアさんの経歴を眺めるのだったー
キルアさんが生まれたのは５６年前の夏
本人が言うには海の神から生まれ、とある港町に流れ着いた
ということになっているが、実際は
一般的な家庭で生まれ産婦人科で出産された。
というめちゃめちゃ普通な一般家庭に生まれている
海の神って何？
小学校の頃、
本人が言うには、学校中の女子からもてもてで、
毎日５人の女子に告白。成績はすべて満点。
クラスの友達から「GOD」と呼ばれていた。
と言っているが
実際は、学校中の女子から「ゴミダルマ」と呼ばれており、
成績は何とも言えない感じ。全体で見ると中の下
クラスの友達とのケンカでは一回も勝ったことない
中学校の頃、
本人が言うには、一年生では学級委員を務め、
二年生では生徒会書記、三年生では生徒会長、
運動会や合唱祭では常にパートリーダーや応援団をやっていた
というが
実際は、一年生では美化委員。
運動会では用具係、
合唱祭ではパートリーダーを決めるクラスの投票で落ち、
三年生で美化副委員長を務めていた
らしい。
高校のころ、
本人が言うには、一年生からバスケ部に入り
三年生でバスケ部部長。文化祭実行委員長を務め、
後輩から常に慕われる人だった
というが、
実際は、卓球部に入り、三年生では
部長を務めることもなく、あえて言うなら下手。
後輩からは「権力という名の無能」という
あだ名を付けられていた
そうだ
大学は落ちた。
本人は、落ちたんじゃない。降りたんだ。
と言っているが
実際は、めちゃめちゃ勉強をしていた
そうだ。
それからニートとして過ごしていたのだが、
本人が言うには、自宅の安全と安心を守る正義の警備員
両親が言うには、今にも捨てたいダメ息子
だったそうだ。
それからなんだかんだいって両親に
「手に職つけなさい」
と言われ、事実上捨てられて形で
道具職人の道を歩むことになったキルアさんだが
本人が言うには、手に神が宿るきっかけ
師匠が言うには、技術を盗むという概念を知らない凡人
だそうだ。
そんな僕でも
生ける伝説になれるのだ。
登場人物：スバル(ナレーション)
監督：キルア
助監督：キルア
ストーリー：キルア
編集：キルア
撮影：キルア
題名：「生ける伝説 －キルアー」
なんかすいません。
